メロディ弾いてさがしチャオ!についての説明ページです。
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チャオ!シリーズ第3弾「メロディ弾いてさがしチャオ!」は、ソフト開発系のツールではなく、エンターテイメント系のツールです。
「メロディ弾いてさがしチャオ!」は、MIDI楽器でメロディを弾いて、音楽を検索する画期的なツールです。
これまで音楽を検索するには、曲のタイトルやアーティスト名といった文字情報をもとにしかできませんでした。
しかし、「メロディ弾いてさがしチャオ!」を使えば、MIDI楽器でメロディを弾くだけで、音楽の検索ができます。
また、音楽検索だけでなく、メロディに関係するサイトをリンク先に指定しておけば、メロディを弾くだけでそのサイトへアクセスできます。
検索を行うためには、あらかじめ元となるメロディデータを登録しておく必要があります。
「メロディ弾いてさがしチャオ!」は、メロディを検索するだけでなく、メロディを登録してデータファイルを作成する機能も持っています。
主な特徴は、以下のとおりです。
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MIDI楽器からのメロディ入力で、登録済みのメロディを検索して、一致したメロディに対応付けしたリンクをオープンします。
リンクが、MP3やWMAといった音楽ファイルであれば、関連付けされたアプリで音楽を演奏します。
リンクが、URLの場合は、ブラウザが起動して、そのサイトへアクセスできます。
このように、リンク先にはいろんなファイルが指定できるようになっています。
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登録されている音階を最初から弾かなくても、途中のメロディがあっていれば、正しく検索できます。
絶対音階だけでなく、相対音階で弾かれた場合でも、正しく検索できます。
また、多少の弾き間違いがあっても高い認識率でメロディ検索ができます。
メロディ分析アルゴリズムは、本ツール用に開発した隣接音階差分マッチング方式を使用しています。
メロディデータの比較処理には、かぞえチャオ!のITECSを応用したアルゴリズムを使用しています。
このため、ツール名が「○○○チャオ!」となりました。
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メロディデータの登録ができます。
登録の方法は、MIDI楽器からメロディを入力して登録する方法のほか、MMLファイルをインポートすることもできます。
MMLを直接入力することもできます。
MIDI楽器から入力したメロディも、データ登録画面ではMML化して、編集できるようになっています。
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MP3やWMAファイルをリンク先に指定した場合は、自動的に曲名、アーティスト名を入力することができます。
自動入力するには、mp3infp.dllが必要です。
mp3infp.dllの著作権者は、Win32工作小屋 T-Matsuoさんです。
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リンク自動実行ができます。
メロディ入力で入力を受け付けてから一定時間経過すると、自動でメロディ検索を実行することができます。
検索した結果、候補が複数見つかった場合は、引き続きメロディ入力を受け付ける状態になります。
メロディを続けて入力することで、最終的に候補を1つに絞り込むと、そのリンクを自動実行します。
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仮想MIDIドライバを利用すれば、MIDI楽器がなくても、PC上でMIDI入力できるツールでメロディ入力ができます。
仮想MIDIドライバは、MIDI YOKEで動作確認しました。(サイトは英語です。)
PC上でMIDI入力できるツールとしては、けんちん氏の
ソフトウェアMIDIキーボードを使って動作確認しました。
MIDI YOKEインストール手順はこちら
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登録可能なデータの数は、デフォルトで10000件です。
システムデータファイルを直接編集することで、最大500000件まで登録可能になります。
ただし、パソコンのメモリ使用状況によっては、500000件登録できない場合があります。
1つのデータに、曲名、アーティスト名とリンク先1つが指定できます。
メロディは、最大1024音、記録できます。
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メロディ弾いてさがしチャオ!のデータファイルには、音階情報だけが含まれていて、音の長さに関する情報がありません。
また、データファイルをもとにして、メロディを再生する機能もありません。
ツールおよびデータファイルだけでは、もとの音楽を再生できないため、データファイルの公開は、著作権上問題ないと思います。
この件に関して、日本音楽著作権協会JASRACに確認し回答をいただきました。
データファイルから、メロディ情報を簡単に取り出して再生したり、印刷したりできなければ、許諾手続きは不要。
ただし、音の長さや音程情報が含まれる場合は、一概に手続き不要とはいえないとのことでした。
音の長さは含まれてないのでクリアできてますが、現状のデータファイルには、音程データが含まれています。
Ver.1.00β6では、メロディデータを特別な形式で保存して、メロディデータの編集や参照ができないようにする機能を追加しました。
この形式で保存すれば、音程データを取り出すことができないため、ネットでのデータ公開が可能になるかもしれません。
この件に関して、日本音楽著作権協会JASRACに再度確認し回答をいただきました。
データファイルに音程データも含まれるとのことですが、
自動的に加工されることによって参照、編集ができなくなり、
データの取り出し、データファイル自体の再生ができない設定として利用されるのであれば、
許諾手続きをおとりいただかなくても結構です。(by JASRACネットワーク課)
ということで、メロディデータ編集参照不可状態のデータファイルであれば、許諾手続きなしで公開OKということです。
ネットでデータファイルを公開される場合は、メロディデータ編集参照不可状態のデータファイルで公開してください!
- 登録済みのメロディデータから、MIDI入力したメロディを探します。
- 候補が複数見つかった場合は、1つに絞られるまでメロディ入力を継続します。
- 候補が1つに絞られると、リンク先をオープンします。
- データ登録では、曲名、アーティスト名、リンク先の設定、メロディデータの確認、編集ができます。
- メロディデータは、簡易MML形式のテキストデータとして表示します。
- MIDI入力を行わずに、メロディデータの参照ボタンで、MMLファイルをインポートすることでもメロディ登録ができます。
MML=ミュージックマクロ言語
のことです。
メロディ弾いてさがしチャオ!では、オクターブ指定(O0~O9)、オクターブの上げ下げ(<,>)、ド~シ(CDEFGAB)と、半音記号(+,-)だけを認識します。
- Ver.1.01より、比較結果詳細画面を追加しました。
- 入力メロディと登録メロディの比較結果が確認できます。
- 登録メロディと入力メロディが、どの部分でどれくらい一致しているかが、この画面でわかります。
一致箇所は、赤と青のラインで示されます。
赤ラインの部分は、最も一致していると判断した箇所を示しています。
青ラインは、一部が一致していると判断した箇所を示しています。
メロディ弾いてさがしチャオ!のアイコンは、
アンの小箱
のフリー素材を使用させていただいています。
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